- PCの買い替えでiTunesを移行したけど、
iTunes Mediaフォルダの場所が変更できない
この記事ではそんなお悩みを解決します。
パソコンの買い替えなどでiTunesのデータを移行する際、実際の音楽データが入っているiTunes Mediaフォルダだけをコピーしていませんか?
何を隠そう私もその一人で、旧パソコンのデータ消去後にiTunes Mediaフォルダが変更できないことに気づきました。
今回は私が実際にiTunes Mediaフォルダを変更するために調べた手順を公開します。
本記事を参考にすると、iTunes Mediaフォルダを自由に変更することができるようになります。
本記事の内容
- iTunes Mediaフォルダの場所を変更する手順
- 「iTunes Library.itl」とは?
iTunes Mediaフォルダの場所は簡単に変更できない
私もパソコンを移行する前は次のように思っていました。
しかし実際にパソコンを移行し、iTunes Mediaフォルダを変更しようとすると、
そうです、iTunesの詳細環境設定画面にある「”iTunes Media”フォルダの場所」の「変更」ボタンは、そのままでは絶対に使えない完全なる罠ボタンだったのです・・・
iTunes Mediaフォルダの場所を変更する手順
ではどうすればiTunes Mediaフォルダを変更できるのか。
結論としては、
- 「iTunes Library.itl」というファイルを事前にコピーしておく
- 特殊な方法でiTunesを起動
- ①のファイルをiTunesに読み込ませる
という手順が必要でした。
後ほど画面付きで詳しく解説します。
「iTunes Library.itl」とは?
「iTunes Library.itl」というファイルが今回の要になります。
iTunesライブラリファイル
出典:PCで複数のiTunesライブラリを使用する
ライブラリにあるコンテンツのデータベース。このファイルを移動または削除すると、次回iTunesを開いたときに新しいファイルが作成されますが、作成したプレイリスト、曲の評価、コメントなどの情報は新しいファイルに含まれていません。
この説明だけ見てもよくわかりませんが、要するに「iTunes Library.itl」には、
- ユーザーが作成したプレイリストの情報
- iTunes(ライブラリ)内の曲の評価、コメントなどの情報
などの情報が格納されているようです。
とっても重要なファイルですね。
iTunes Mediaフォルダの場所を変更する手順
では実際にiTunes Mediaフォルダの場所を変更する手順です。
プレイリストなどは復元されませんのでご注意ください。
- iTunes Mediaフォルダを新しく作成したい場所に、空の「iTunes」フォルダを作成しておきます。
このフォルダ内に、実際の中身が入ったiTunes Mediaフォルダをコピーしておきます。 - iTunesで「詳細環境設定」の画面を開きます。(「編集」→「環境設定」→「詳細」)
「iTunes Mediaフォルダの場所」を確認し、iTunesはいったん閉じておきます。 - ②で確認した、「iTunes Mediaフォルダの場所」を実際に開きます。(普通にフォルダで開いてください)
この場所の1つ上の階層の「iTunes」フォルダ内に、「iTunes Library.itl」ファイルがあります。 - ③の「iTunes Library.itl」ファイルを、①で作成した「iTunes」フォルダにコピーします。
- キーボードの「Shift」キーを押したままiTunesを起動します。
- 「ライブラリを選択」をクリックします。
- ④でコピーした「iTunes Library.itl」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
- iTunesが起動します。
②と同じ手順で「iTunes Mediaフォルダの場所」を確認すると、場所が変更されています。 - 「ファイル」→「フォルダをライブラリに追加」をクリックします。
- ①でコピーしたiTunes Mediaフォルダを指定して「フォルダーの選択」をクリックします。
- ファイルの追加処理が始まります。
- 処理が終わると、曲がライブラリに追加されました。
あとは手動でプレイリストなどを作成しましょう。
まとめ:「iTunes Library.itl」も忘れずにバックアップしておこう
ここまでの内容を振り返ります。
- iTunesの詳細環境設定からiTunes Mediaフォルダは変更できない
- 「iTunes Library.itl」ファイルってとっても重要(プレイリストとか曲の情報とかが入ってる)
- 「Shift」キーを押したままiTunesを起動すると、ライブラリ(「iTunes Library.itl」ファイル)を選択できる画面が開く
「iTunes Library.itl」ファイルはとても重要なファイルです。
忘れずに「iTunes Library.itl」ファイルのバックアップも取っておきましょう。