- HDDからSSDに換装したいけどやり方がわからない
- SSDに換装したら本当に早くなるのか知りたい
- パソコンの起動が遅くてイライラする
- WordやExcel、写真を開くのが遅くて作業効率が悪い
- 新しいパソコンに買い替えたいけどお金がない
この記事ではそんなお悩みを解決します。
私は古いパソコンをHDDからSSDに換装して、毎日の作業時間が15分以上短縮されました。(毎日約2時間の作業)
91時間15分 / 年間
今までこれだけの時間を損していたと考えると、すごくもったいないですよね。
この記事では、パソコンの速度がアップするHDDからSSDへの換装手順、注意点に加え、私の実体験データも公開します。
本記事を参考にすると、HDDからSSDへの換装手順が簡単に理解でき、快適なパソコン環境で作業ができるようになります。
本記事の内容
- HDDをSSDに換装→クリーンインストールしたら起動時間が〇分の1に!
- HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
- HDDをSSDに換装→クリーンインストールする際の注意点
私はSEとして過去に数百台のパソコンを導入、保守してきました。
一度SSDの速度を味わってしまうと、二度とHDDには戻れません。
パソコンの速度が劇的に変わるので、ぜひSSDへの換装を試してみてください。
この記事では、最初に「なぜSSDに換装しようと思ったか」などの情報を載せています。
今すぐ手順を確認したい方はこちらをクリックするとすぐに確認できます。
HDDをSSDに換装→クリーンインストールしたら起動時間が5分の1以下に!
まずは私自身がHDDをSSDに換装→クリーンインストールした時のデータを公開します。
起動時間が5分の1以下に!
私が実際に「HDDからSSDに換装→クリーンインストール」した結果、パソコンの起動時間が5分の1以下になりました。(110秒→20秒)
かかった費用は約18,000円ほどなので、冒頭の約90時間で割ると、1時間あたり200円。
かなりお得な買い物です。
パソコンの買い替えか、古いパソコンをSSDに換装するか
パソコンを買い替える場合は約10万円。
SSDに換装する場合は約1万8千円。
体感的には新品のパソコンを買ったのと同じくらいのスピード。
デメリットは、古いパソコンを使い続けるので、故障した場合の保証が効かないこと。
あなたはどちらを選びますか?
なぜ換装しようと思ったか
今回HDDからSSDに換装しようと思ったのは、以下の理由から。
- パフォーマンス(パソコンの速度)
タスクマネージャーで確認すると、- 起動後の数分間はディスク使用率100%(起動して数分間は、ほぼ使用できない)
- 写真を開くだけでも毎回ディスク使用率100%
- HDDの経年劣化
物理的な経年劣化による故障の心配 - HDD容量の不足
単純にパソコンに保存している写真や動画が増えてきたため
私が今使っているパソコンは、HP製の2010年春モデル。(なんと10年以上前のモデル!)
それでも私の使い方(ネット、ブログ執筆、写真管理、iTunes)ではCPU、メモリなどはそんなに使いません。
現代のPCで処理が遅い原因(ボトルネック)は、ほとんどがハードディスク(HDD)です。
SEとして様々な企業でパソコンを見てきましたが、一般的な使い方でCPUやメモリをフルで活用しているケースはほとんどありません。
パソコンを買い替えるか少し迷いましたが、費用面からまずはSSDへの換装を試すことに。
クリーンインストールかクローンか
HDDからSSDへのデータ移行には大きく2通りのやり方がありますが、私は圧倒的にクリーンインストールをオススメしています。
HDDからSSDに移行する方法2種類
- クリーンインストール → データコピー(オススメ)
クリーンインストールとは、OS(Windows)を1から入れ直すこと。
データ(写真や音楽)はクリーンインストール後に手動でコピー。メリット :OSがきれいな状態になるので、SSDの性能をより引き出せる
デメリット:データ移行が少し手間 - クローン作成 → 丸ごとコピー
クローンとは、OS(Windows)、データを含め丸ごとコピーする。メリット :丸ごとコピーするので簡単
デメリット:パソコンを使っているうちに残るムダなデータもコピーされてしまう
エラーが発生した場合、初心者では対処が難しい
- OS(Windows)がキレイな状態に戻るので、パソコンの動作が早くなる
- 初心者ではクローンでエラーが起きた時の対処が難しい
最初からクリーンインストールでデータをコピーした方が、結果的に
- パソコンの速度アップ
- 作業時間の短縮
につながります。
SSDはクリーンインストールしましょう。
換装前後のPCの状態比較
HDDからSSDに換装する前、換装後のPCの状態比較を載せておきます。
換装前CrystalDiskInfo
換装後CrystalDiskInfo
換装前CrystalDiskMark(Cドライブ)
換装後CrystalDiskMark(Cドライブ)
換装前CrystalDiskMark(Dドライブ)
換装後CrystalDiskMark(Dドライブ)
SSDに換装後は、少なくとも3倍以上、最大で400倍近い速度になっています。
これだけ見ると大幅に速度が向上していますね^^
実はこのパソコン、古すぎてSSDの接続規格がSATA Ⅱ(SATA300)までしか対応していませんでした。
つまり、転送速度が最大300MB/sしか出ません。(SATA Ⅲ(SATA600)なら最大600MB/s)
それでもこの速度が出るのですから、SSDはすごいですね。
詳しくは後述の古いパソコンではSSDの性能をフルに発揮できない?で。
起動時間、処理時間の比較
実際に起動時間、処理時間をそれぞれ計測しましたので、比較してみます。
SSD換装前 | SSD換装後 | 時間差 | |
---|---|---|---|
①起動時間(デスクトップが表示されるまで) | 110秒 | 20秒 | 90秒 |
②起動してからディスク使用率が 10%以下で安定するまで | 740秒 | 40秒 | 700秒 |
③シャットダウン時間 | 50秒 | 15秒 | 35秒 |
④写真を開くまでの時間(5MB) | 7秒 | 1秒 | 6秒 |
⑤1GBデータコピー (Cドライブ → Dドライブ) | 55秒 | 10秒 | 45秒 |
⑥動画変換(m2ts→mp4) | 375秒 | 375秒 | 0秒 |
⑦動画トリミング(60秒→30秒) | 58秒 | 51秒 | 7秒 |
※換装後の測定は、元から入っていたソフト類(iTunesなど)をインストール、データもすべてコピーしてから行ったものです。
起動とシャットダウンは抜群に早くなる
①と②の起動時間、③のシャットダウンだけでも13分45秒(825秒)の短縮です。
実際にパソコンの電源を入れて1分後には、もうChromeでこのブログの編集画面を開いて作業しています。
HDDの時には考えられないスピードです。(これだけでも換装して良かった)
変化がない作業もある
動画編集に関してはほとんど変化がありませんでした。
※動画編集に関しては、HDDよりもCPUやメモリを使うので当たり前の結果です
動画編集をメインに作業する人は、
- OS:SSD
- データ:HDD
というハイブリッド構成がおすすめです。
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
ここからは実際にHDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順です。
準備するもの
作業の前に準備するものは次の4つです。
- SSD
迷ったらSanDiskのSSDを買っておけば間違いなし。容量はお財布と相談。 - HDDケース
取り外したHDDを外付けHDDとして利用するときに使うケースです。 - ドライバー
パソコンのふたを開けるのに使います。 - ディスク管理ソフト(AOMEI Partition Assistant)
取り外した外付けHDDからデータを復旧するときに使います。
※頻繁にキャンペーン実施しているので一度のぞいてみてください
他のサイトでSATAケーブルが必要と書かれていることもありますが、HDDケースがあれば特に必要ありません。(外付けHDDとして再利用できるので一石二鳥です)
SSD
SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 1TB SATA3.0 / SDSSDH3-1T00-G25
- 容量: 1TB
- 読み込み : 最大560MB/秒、書き込み : 最大530MB/秒
- 耐久性:400TBW
- 5年保証
SanDiskは信頼できるメーカーなので安心です。
性能も競合商品に比べて高い水準。
5年保証なのもポイントです。
HDDケース
Salcar USB3.0 2.5インチ 9.5mm/7mm対応 HDD/SSDケース
- USB3.0&UASP高速転送
- ネジ&工具不要で簡単着脱
- 【パッケージ内容】2.5インチHDDケース×1、USB3.0 ケーブル×1、防振用クッション×1、取扱説明書(日本語)×1
私は既にこのケースを2つ購入しています。
とても簡単に装着でき、つくりもしっかりしています。
古いパソコンではSSDの性能をフルに発揮できない?
実は古いパソコンは、SSDに換装してもその性能をフルに引き出せない可能性があります。
HDD(SSD)の接続規格によって、データの転送速度に制限がかかるからです。
SATA Ⅰ(SATA150) : 転送速度150MB/s
SATA Ⅱ(SATA300) : 転送速度300MB/s
SATA Ⅲ(SATA600) : 転送速度600MB/s
SSDの読み込み、書き込みの速度がいくら早くても、この転送速度に足を引っ張られて思ったような速度が出ない場合があります。
この接続規格は、CrystalDiskInfoという無料のツールで簡単に確認することができます。

対応転送モードという項目に、「現在の転送モード | 対応転送モード」という形式で表示されます。
- 現在の転送モード:パソコン本体が最大限に出せる力
- 対応転送モード :HDD、SSDが最大限に出せる力
だと思ってください。
先ほどの画像は「SATA/300 | SATA/600」なので、
- パソコン側:SATA Ⅱ(SATA300)
- SSD側 :SATA Ⅲ(SATA600)
転送速度は遅い方に引っ張られます。
なので、この画像の転送速度は300MB/sになります。
SATA Ⅱ(SATA300)のパソコンをSSDに換装した時の速度や、実際の起動、処理時間のデータも公開していますので参考にしてください。
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
HDDをSSDに換装→クリーンインストールの手順は、大きく以下の4つです。
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
STEP1 :重要なデータのバックアップ
STEP2 :OS(Windows)のインストールメディア作成
STEP3 :HDD取り外し→SSD取り付け
STEP4 :OS(Windows)インストール
順番に詳しく解説していきます。
STEP1:重要なデータのバックアップ
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
STEP1 :重要なデータのバックアップ ←今ココ
STEP2 :OS(Windows)のインストールメディア作成
STEP3 :HDD取り外し→SSD取り付け
STEP4 :OS(Windows)インストール
- 重要なデータをあらかじめ外付けHDDやUSBメモリ、DVDなどにコピーしておきます。
- 写真
- 音楽(iTunesなど)
- メール
- 個別アプリの設定
- デスクトップのファイル など
STEP2:OS(Windows)のインストールメディア作成
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
STEP1 :重要なデータのバックアップ
STEP2 :OS(Windows)のインストールメディア作成 ←今ココ
STEP3 :HDD取り外し→SSD取り付け
STEP4 :OS(Windows)インストール
STEP4でOS(Windows)をインストールするためのインストールメディアを作成します。
インストールメディアとして使用できるのは、次の2種類です。
- USBメモリ(8GB以上)
- DVD
今回はDVDでインストールメディアを作成する手順を紹介します。
- Windows 10のダウンロードページから、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
- ツールを任意の場所(デスクトップでOK)に保存します。
- ダウンロードしたツールをダブルクリックで実行します。
- 「同意する」をクリックします。
- 「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。32ビットから64ビットなど、項目を編集したい場合はチェックを外すと編集できるようになります。
- 「USBフラッシュドライブ」か「ISOファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
USBフラッシュドライブにインストールした方が、時間が短くてすみます。
USBフラッシュドライブの場合は、容量が最低8GB必要です。
使用するUSBメモリは一旦フォーマットされます。 - 今回はISOファイルを選択したので保存先を選択します。
ISOファイルの作成が完了すると、以下の画面になります。
「完了」をクリックします。作成したISOファイルをDVDに書き込んでおきましょう。
これでWindows10のインストールメディアが作成できました。
STEP3:HDD取り外し→SSD取り付け
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
STEP1 :重要なデータのバックアップ
STEP2 :OS(Windows)のインストールメディア作成
STEP3 :HDD取り外し→SSD取り付け ←今ココ
STEP4 :OS(Windows)インストール
ここからの手順は各パソコンによって多少変わってきますが、ここで説明する内容とほぼ同じ手順で大丈夫です。
細かい手順は各パソコンメーカーのサイトなどを参考にしてください。
- まずはパソコンからHDDを取り出します。
パソコン裏面のバッテリーを外し、HDDが入っている部分のフタをドライバーで開けます。
慎重にHDDを取り出します。(このパソコンはパソコン本体とHDDがケーブルでつながっているタイプ)
ケーブルからHDDを取り外します。
取り外したHDDには、「マウンタ」と呼ばれるHDDをパソコン本体に固定する金具などが付いています。
このネジを外して、HDDをマウンタから取り外します。
- ③で取り外したマウンタにSSDを取り付けます。
SSDをパソコンに取り付けます。
ケーブルがしっかり刺さるように取り付けましょう。
- 元々HDDがあった場所にSSDを戻し、ドライバーを使ってフタをします。
これでHDDからSSDへの付け替えは完了です。
STEP4:OSクリーンインストール
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする手順
STEP1 :重要なデータのバックアップ
STEP2 :OS(Windows)のインストールメディア作成
STEP3 :HDD取り外し→SSD取り付け
STEP4 :OS(Windows)インストール ←今ココ
- Cドライブ:OS用
- Dドライブ:データ用
に分けて構築する手順を解説します。
Cドライブのみで運用する方は、手順⑧でそのまま「次へ」をクリックして⑨へ進んでください。
今回のようなデータ移行や、障害発生時のことを考えるとCドライブとDドライブに分けて構成しておくと便利です。
- STEP2で作成したOSインストールメディアを入れて、パソコンを起動します。
OS(Windows)のインストールが始まります。
インストールする言語やキーボードの種類を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「今すぐインストール」をクリックします。
- ライセンス認証の画面では「プロダクトキーがありません」を選びます。Windows 10では、パソコン本体の基盤(マザーボード)が変わらない限り、自動的にライセンスを再認証してくれます。
- インストールするOSを選択して「次へ」をクリックします。
- Home:家庭用
- Education:教育機関用
- Pro:企業用
- 「同意します」にチェックを付け、「次へ」をクリックします。
- 「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」をクリックします。
- Windowsをインストールする場所は「新規」をクリックします。
OSをインストールする場所(Cドライブ)の容量を指定して「適用」をクリックします。
Windows10であれば、80GB(81920MB)ほどにしておきましょう。
注意 単位はMBです。(1GB=1,024MB)
警告画面が表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
先ほど指定した容量でパーティションが作成されています。
このパーティションを選んで「次へ」をクリックします。
システムで予約済みの領域も自動的に作成されています。
必要な領域なので削除しないようにしましょう。 インストールが完了するまで待ちます。(10~20分程度で完了します)
- 一度再起動した後でWindowsの初期設定が始まります。
- 地域は「日本」を選択して「はい」をクリックします。
- キーボードレイアウトは「Microsoft IME」を選択して「はい」をクリックします。
この後に出てくる2つ目のキーボードレイアウトはスキップしましょう。
WiFiのパスワードなどを入力してネットワークに接続します。
※Microsoftアカウントを持っていない人は、左下の「インターネットに接続していません」をクリックします。
Microsoftアカウントのログイン情報を入力してサインインします。
Microsoftアカウントでサインインできない、アカウントを持っていない場合は、手順⑬で「インターネットに接続していません」を選びます。
すると、次のようなローカルアカウントを作成する画面に切り替わります。
- アクティビティ履歴は「いいえ」をクリックします。
※この設定はセットアップ完了後にいつでも変更できます。
- デジタルアシスタント(Cortana)は「拒否」をクリックします。
※この設定はセットアップ完了後にいつでも変更できます。
- 「同意」をクリックします。
セットアップが完了するまで待ちます。
デスクトップが表示されれば初期セットアップは完了です。
【参考】Cドライブの容量をぴったり80GBにする方法
実は初期セットアップが終わった状態だと、Cドライブの容量は79.4GBという少し中途半端な容量になっています。

このままでも何の問題もなくパソコンを使えますが、参考までにぴったり80GBにするための設定手順も載せておきます。
- Cドライブの容量をぴったり80GBにする手順【飛ばしてもOK】
画面左下の「Windowsマーク」を右クリック(もしくはキーボードの「Windows」キーと「x」キーを同時押し)します。
表示されたメニューから「ディスクの管理」をクリックします。
- 画面下のほうにある(C:)となっている領域を右クリックし、「ボリュームの拡張」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
「ボリュームサイズの合計」という箇所が現在のCドライブの容量です。
ぴったり80GBにするには、ここを81920MBにします。(1GB=1024MB)
下の画像は現在81336MBなので、差分の584MBを「ディスク領域(MB)を選択」に入力します。
「ディスク領域(MB)を選択」に入力するのは、拡張する分(増やす分)の容量です。
拡張後の合計サイズと間違わないようにしてください。- 「完了」をクリックします。
ディスクの容量がぴったり80.00GBになりました。
下の画面ではなぜか79.9GBになっていますが、この誤差は仕方ないですね・・・
Dドライブを作成する
画面左下の「Windowsマーク」を右クリック(もしくはキーボードの「Windows」キーと「x」キーを同時押し)します。
表示されたメニューから「ディスクの管理」をクリックします。
Dドライブの割り当てがDVDドライブになっているので、まずはこれを別のドライブ文字に変更します。
画面下のほうにあるDVDドライブを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」をクリックします。
- 「変更」をクリックします。
現在「D」になっているドライブ文字を他の文字に変更します。
私は「Q」をよく使います。(SEの師匠からの受け売り)
- 「はい」をクリックします。
DVDドライブに「Q」が割り当たっていることを確認します。
これでDVDドライブはQドライブになりました。
Dドライブを作成します。
未割り当てになっている領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
Dドライブの容量を変更することができます。
他のドライブを作成する予定がなければ全ての容量を割り当てましょう。
容量を入力したら「次へ」をクリックします。
- 「次のドライブ文字を割り当てる」で「D」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 以下の設定になっていることを確認します。
- ファイルシステム:NTFS
- ボリュームラベル:任意の名前(マイコンピュータに表示される)
- 「クイックフォーマット」にチェック
確認したら「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
Dドライブが作成されました。
取り外したHDDは外付けHDDとして再利用できる!
先程のSTEP3で取り外したHDDは、HDDケースを使うことで、外付けHDDとして再利用することができます。
外したHDDを外付けHDDとして再利用する手順
HDDをケースに装着する
今回購入したHDDケースの中身です。
Scalarのロゴを左下にした状態で、指をこするようにしてケースのフタを開けます。(取扱説明書によると指パッチンの感覚)
HDDを奥までしっかり差し込みフタをします。
- USBケーブルを接続し、パソコンにつなぎます。
画面左下の「Windowsマーク」を右クリック(もしくはキーボードの「Windows」キーと「x」キーを同時押し)します。
表示されたメニューから「ディスクの管理」をクリックします。
HDDを認識はしていますが、「ダイナミックディスク」になっているため中身が見れません。
「ダイナミックディスク」を「ベーシックディスク」に変換する必要があります。
「ダイナミックディスク」「ベーシックディスク」の詳しい説明は省きます。
とりあえず「ベーシックディスクじゃないと中身が見れない」とだけ覚えておいてください。
ダイナミックディスクからベーシックディスクへ変換する
AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールします。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックで実行します。
- 「OK」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「同意する」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
※インストール先はDドライブにするのがおススメです。
- 「次へ」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「インストール」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
- AOMEI Partition Assistant Professionalを起動し、ライセンスコードを入力して「登録」をクリックします。
- 「登録に成功しました」と表示されたことを確認し、「OK」をクリックします。
画面にディスクが2つ表示されていることを確認します。
- 「全てのツール」→「ダイナミックディスク変換器」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 方法1の「ベーシックディスクにダイナミックディスクを変換」を選択し、「次へ」をクリックします。
表示されたディスクにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
※ここにはダイナミックディスクのみ表示されます
- 「この操作を実行します」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
「ディスクの管理」を確認すると、先ほどのディスクが「ベーシックディスク」に変換されています。
また、ボリュームの一覧にディスクの中身が表示されています。
コンピュータを確認すると、HDDの中身が確認できます。
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする際の注意点
HDDをSSDに換装→クリーンインストールする際の注意点を3点ほどあげておきます。
事前にデータをバックアップしておく
先程のSTEP1 の繰り返しになりますが、大切なデータは事前に別媒体にコピーを取っておきましょう。
万が一の時(データが作業中に消えてしまった場合)にデータ復旧を業者さんに頼むと、数十万〜数百万円かかる場合もあります。
過信せずにバックアップはしっかり取っておきましょう。
静電気を逃がそう
SSDは静電気に弱いです。
静電気が体に溜まった状態でSSDに触ると、それだけでSSDが故障する可能性もあります。
SSDに触る前に別の金属(机や椅子の足などでOK)に触ると、簡単に静電気を逃がすことができます。
パソコンに取り付ける際は、事前に必ず静電気を逃しておきましょう。
SSDの製品登録も忘れずに
SSDを購入した後は、忘れずに製品登録をしておきましょう。
製品登録していないと、故障した際の保証が受けられない可能性があります。
先ほど紹介したSanDiskのSSDの製品登録手順は以下の通りです。
- SanDiskのホームページを開き、「製品を登録する」をクリックします。
「新しいアカウントを登録」をクリックします。
アカウント情報を入力し、「アカウントを登録」をクリックします。
製品の情報を入力し、「製品を登録」をクリックします。
登録が完了すると、以下のように登録した製品が表示されます。
- ③で登録したメールアドレス宛に、製品登録完了メールが届きます。
以上でSanDiskのSSD製品登録は完了です。
まとめ:SSDへの換装は思っているより簡単です
ここまでの内容を簡単にまとめます。
- HDDからSSDに換装するだけでパソコンが爆速に(私は起動時間5分の1)
- パソコン買い換えるより安く快適な環境が手に入る
- クローンよりクリーンインストールがオススメ
- 4STEP(バックアップ、OSメディア作成、SSDに換装、OSインストール)で完了
- 取り出したHDDは外付けHDDとして再利用できる
- SSDの製品登録を忘れない
冒頭にも書きましたが、一度SSDの速度を体験してしまうと、二度とHDDには戻れません。
それくらいHDDとSSDでは速度が圧倒的に違います。
あなたも快適なSSDライフを楽しんでみませんか。
\早くやればやるだけ時間の節約に/
SSD
SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 1TB SATA3.0 / SDSSDH3-1T00-G25
- 容量: 1TB
- 読み込み : 最大560MB/秒、書き込み : 最大530MB/秒
- 耐久性:400TBW
- 5年保証
SanDiskは信頼できるメーカーなので安心です。
性能も競合商品に比べて高い水準。
5年保証なのもポイントです。
HDDケース
Salcar USB3.0 2.5インチ 9.5mm/7mm対応 HDD/SSDケース
- USB3.0&UASP高速転送
- ネジ&工具不要で簡単着脱
- 【パッケージ内容】2.5インチHDDケース×1、USB3.0 ケーブル×1、防振用クッション×1、取扱説明書(日本語)×1
私は既にこのケースを2つ購入しています。
とても簡単に装着でき、つくりもしっかりしています。